A Room with a Veiw 眺めのいい部屋

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『キングダム』 1万時間の法則

映画『キングダム』を観ました。 観ようとして、挫折しました。

主人公の二人が「これから1万回勝負しよう」と決めて、数年後「これで1,253戦、俺の334勝、332負、587引き分け!」となります。

1日に1戦だけ交えるとしたら、1,253回戦うのに3年半くらいです。

映画の二人は7歳くらいに見える少年たちが、どう見ても17歳くらいには見える青年(役者さんお二人の実年齢は25,6歳)になっているのですが、もし私の見立て通り10年くらい戦っていたなら、3,650戦くらいは消化していて欲しかったところです(笑)。

原作の年齢はどうなっているのか気になります。原作の漫画は少年ジャンプで2006年から連載しているようです。Wikiを読み始めましたが、たいへん長大な作品のようで、調べるのが億劫になりましたので、主人公の年齢については考えるのをやめます!

1万回本気で戦えば、将軍になれると信じる少年たち。そこから1万時間の法則を連想しました。1万時間の法則は、否定的意見もたくさんあるのは知っています。ですが、何かを成し遂げる、何かをとことんやってみる、続けてみる、というときに、まずは1万回目指してやってみる、といった具合にベンチマークと捉えればいいのだと思います。何も、ぴったり1万時間(または1万回)やらなければ何者かにならないとか、1万時間こなしさえすればプロになれるとか、そういうことではないと思っています。また、イヤイヤ1万時間をこなすのはほぼ不可能(飽きてしまってやらなくなる、そもそも1万時間もできるということは相当関心がある)と考えると、おざなりに時間だけ稼いでいるわけではなく、集中して興味を持って励む1万時間には相応の結果が伴うのは当然の事とも思われます。

例えば英語の勉強を、中学1年生から毎日三時間欠かさずしたとします。大学4年生卒業までには1万時間を越える勉強量になります。私はこれに近い勉強量でしたので、英語に関しては確実に1万時間を費やしています(ざっくり2万時間くらい勉強していると思います)。そして長年にわたり英語をスキルの一つとして仕事に活かしています。

これから先、同様に1万時間を費やせる何かと出会えるのか、1万時間も飽きずに何かに向き合っていけるのか、と考えると1万時間という時間のボリュームに圧倒されます。