CR7は成長して大人になったな、などと上から物を言うのはやめにしよう。
ドキュメンタリー『クリスティアーノ・ロナウド 飽くなき野心、隠れた素顔』を観ました。
Cry Babyと呼ばれ、子供のように感情をむき出しにしていた彼が、世界一のフットボール選手になり、今でも活躍し続けている。レアル目線での作りなので、取材内容にはバイアスがかかっているものの、幼い頃から努力を重ねてきた選手だということがよくわかる内容だった。
彼の話したことに、私は驚くと共に、真理だと思った。曰く、
「フットボールは命懸けじゃない。戦争じゃない。誰だって勝ちたいし、負けに来ている人はいない。相手が勝る場合もある。人生はそういうものだと理解しないといけない。」
私は生意気にも「彼も大人になったな」などと思ってしまった。いや、むしろ彼はもともと賢くて、メディアに流されるものを見ては、勝手なイメージを作り上げていたのは私の方だったのかもしれない。CR7は変わってなどいないのかも。彼はそんな私のような人を含める「気にしなくてイイ人たち」との付き合い方(”いなし方”)をわかっていて、自分のことを嫌いな人がいても構わないし、世界中の人に全てを知って欲しいとも思わないという。達観! SNSで苦しんでいる人は、みんなこのドキュメンタリーを見たらいい。
インタビュアーに、ゴールやドリブル全てが完璧だと思いますが、あなたのいちばんの強みは? と聞かれ、「メンタル」と答えていました。納得。
夢とは、眠る時に見るものではない。
夢とは、あなたを眠らせないものだ。
クリスティアーノ・ロナウド